@techreport{oai:hyogo-u.repo.nii.ac.jp:00003533, author = {森, 秀樹 and モリ, ヒデキ and Mori, Hideki}, month = {Apr}, note = {application/pdf, Book, 現在、様々な地域で市民性の教育の必要性が叫ばれ、それが実践に移されている。その背景には、グローバル化の進行による、社会制度、人間関係、自己のあり方の流動化がある。 流動化に対応することの困難は社会的な諸課題からの「撤退」現象をひきおこし、そのことが社会問題となっている。本研究の目的は、子どもたちに哲学することを教えること(「子どものための哲学」)を市民性教育の一環として活用するための条件を整備することである。 そのために、まず、後期近代に関する社会学者、心理学者、教育学者による諸分析を参照し、グローバル化時代における「市民性教育」の課題を析出した。それによれば、後期近代においては「再帰性」がより強まっており、それに対応することが求められるが、現代哲学が課 題としてきたのは「移行」の分析であり、その知見を「市民性教育」にも応用することができる。その上で、各地における「市民性教育」の諸実践の現状と課題を分析し、「市民性教育」の依拠する概念枠組みと方法論の再構築を行った。以上の考察に基づいて、「子どもの ための哲学」を「市民性教育」として導入するための、日本の学校教育において実践可能なカリキュラムを開発した。, 平成20年度~平成22年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書(研究課題番号:20530853)}, title = {「市民性教育」としての「子どものための哲学」}, year = {2011} }